2009.7 |
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節税には幾つか方法がありますが、現金の支出が伴う節税には注意が必要です。
法人税は、会社の利益に対して課される税金なので、利益が少なければ税金も当然少なくなります。そこで、利益が出た時、「税金にお金を払うのであれば、何でも良いから経費を使って利益を抑えよう」と考えてしまいます。
例えば100万円の利益が出た場合、法人税率を40%とすると40万円の税金が課されます。この40万円の税金を20万円に減らす為にはどれくらいの経費を使えば良いのでしょうか?
答えは50万円です。経費50万円を使って、税金を40万円から20万円に減らした場合、確かに納税額は減りますが、現金の支出は50万の経費+20万円の税金=70万円となります。そのまま素直に税金を払った場合の現金支出額は40万円。
差額30万円をどの様にとらえますか?
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